何もしなくても日本は大丈夫

恐らく世界初の「インタラクティブ理系小説」です。

西暦200X年の日本から、順次、あなたの選択により、ストーリーが先に進みます。

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I.西暦2010年ー2030年

1.西暦2010年の日本

 あなたは、何もしなかった。

 何もしなくても日本は大丈夫であると思った。

2.西暦2015年の日本

 その頃、大学全入時代が訪れていた。

 理工学部ならば、誰でも大学に入れる時代になっていた。

 子供たちの親は言いました。「成績が優秀で理系に進むのなら、医学部にしなさい。お父さんを見れば分かるでしょ」

 子供たちの親戚も言いました。「理学部、工学部に進んでも、医者よりも社会的地位は低いよ。親戚としても医者の方が誇らしいよ」

 しかし、優秀な子供たちは、親の薦めどおり、医学部に進学した。

 その頃、理工学部の偏差値は低下し、医学部とは格差がついていた。

 大学全入時代なので、偏差値20でも理工学部には入れた。

 大学では、高校の微分積分も分からない入学生たちに手を焼いていた。

 日本の技術力は崩壊しはじめていた。

3.西暦2022年の日本

 優秀な人材は医者以外の理系を回避するようになっていた。

 日本の製品は、中国、韓国に多くの分野で追いつかれ、抜かれていた。

 食料や原材料は、中国やインドの経済成長で高騰していた。

 日本の貿易収支は赤字となった。

 科学技術力と経済力がなくなった日本は、外交力もなく、資源もなく、文化や言語を共有する国もなく、外国から相手にされなくなった。

 やがて、日本を大きなオイルショックが襲った。

 日本人は、食料や日用品の輸入にも事欠くようになった。 

4.西暦2030年の日本

 書くのも忍びない状態になった。

II.最終結論

 あなたのミッションは失敗しました。
 
この小説はフィクションであり、特定の人物、団体等との関係は全くありません。

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