インタラクティブ理系小説ー2035年の日本
恐らく世界初の「インタラクティブ理系小説」です。
西暦200X年の日本から、順次、あなたの選択により、ストーリーが先に進みます。
2035年までに、日本を世界最高の科学技術の国にすることがゴールです。
どうぞお楽しみください。
I.西暦200X年
1.西暦200X年の日本
あなたは、日本政府から、日本の科学技術立国を進めてほしいといわれました。
2035年までに、日本を世界最高の科学技術の国にしてほしいということです。
あなたには、科学技術を振興するための政府の審議会の委員の地位が与えられました。
無給ですが、日本の政策に大きな影響を与える重要な地位です。
2.200X年における理系離れの深刻化
200X年、日本では理系離れが深刻化しており、理系離れをどうすれば止めることができるのかが議論されていました。
理工学部に進んで研究者、技術者になりたがる人が減り、優秀な人材は医学部に行って医者を目指すようになりました。
理工学部の定員が集まらなくなっていきました。
その一方で、医学部の偏差値は高く、医学部入学の競争は熾烈を極めていたのです。
産業界は、何とか技術者、研究者などの理工系の人材を集めなければならないと必死になっていました。
しかし、思うように優秀な人材が集まらなくなっていました。
そこで、理系離れを防止するために、何らかの対策が必要だという声が日に日に高まっていったのです。
II.理系離れの原因についての百家争鳴の議論
その頃、理系離れの原因については、百家争鳴の議論が行なわれていました。
もっとも有力な見解は、理系離れは、子供の頃に理科に興味を持たない人が多くなったため起きたという説でした。
子供の頃に理科に興味を持たせるようにすれば、子供はやがて科学少年、科学少女に成長し、科学好きになっていくだろう。
このようにして、やがて子供たちは理系に進むという考え方でした。
理系離れの原因としては、他にも数百の原因が挙げられ、著名な学者も多くの見解を表明していました。
しかし、誰もその原因が分かりませんでした。
百家争鳴の議論が、延々と続いていたのです。
まさに、百人の論者が存在すれば、百の原因が述べられていました。
一方で、200X年には、博士を日本の産業競争力のために活用しようという意見が出ていました。
博士を増やすことにより、日本の科学技術立国は格段に強化されるという意見がたくさん出されました。
日本の科学技術を振興するには、博士の数を10倍に増加させることが重要であるという意見もありました。
III.あなたの選択
あなたは、上記のような200X年の日本の状況の中で、審議会の委員に選ばれ、発言を求められました。
あなたの選択が、日本の政策に影響を与えるかもしれないことになりました。
下記の選択肢の中から、一つを選んでクリックしてください。
理系離れは、理工系の地位向上の問題とは関係がなく、他の原因によるものであると審議会で発言する
理系離れを解消するには、理工系の地位向上が必要であると審議会で発言する
理工系の博士の定員を10倍増すれば、優秀な人がより多く博士になるので、理系離れは問題とならず、科学技術は振興されると審議会で発言する
この小説はフィクションであり、特定の人物、団体等との関係は全くありません。
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